漬物に取り憑かれた人、むひともです
ご飯のお供にもお酒のアテにもなる漬物の魅力を伝えていきます
今回ご紹介するのは、「ご当地漬物」です
旅行でご当地〇〇というものを探すのが好きなのですが、漬物も知りたい!
ということで調べてみましたのでご紹介します!
【東北地方】
青森県:ニンニク漬け
青森県はニンニク生産量が日本一
そのため、地元で醤油漬けなどにして食べられてきた
燻した大根の漬物でたくわんの一種
元は県内陸部でよく食べられていた
冬場雪で大根が乾かなくなるため、囲炉裏で干したところから始まったと言われている
岩手県:金婚漬け
飴色をしたウリの中ににんじんや昆布が詰まっている縁起のいい漬物
漬け床の中で時が経てば経つほど美味しくなることから、夫婦になぞらえて「金婚」という名が漬けられた
【関東地方】
東京都:べったら漬け
塩で下漬けされた大根を米麹と砂糖で漬け込んだもの
江戸時代のえびす講で売られていた大根の漬物が発祥とされている
群馬県:嬬恋高原キャベツの漬物
丸ごとキャベツを漬け込んでいるのが特徴的
とても寒い気候で育つ嬬恋キャベツの漬物はあっさり食べられる一品
埼玉県:しゃくし菜漬け
秩父の風土にあった漬け菜として重宝されていたが
中国から白菜が来ると次第に姿を消していった
チンゲンサイを大きくしたような見た目をした野菜で
漬けても緑色が綺麗なのが特徴
【中部地方】
静岡県:わさび漬け
刻んだわさびの葉や茎、根を酒粕に漬け込んだもの
江戸時代にわさびの茎のぬか漬けからヒントを経て作られたとされていた
愛知県:守口漬け
明治時代に作られたとされている
長野県:野沢菜漬け
寒さが厳しいため、冬に近づくと保存食として作れられていた
各地域で漬け方が異なる
【近畿地方】
奈良県:奈良漬け
きゅうりや白瓜を塩漬けして、何度も新しい酒粕に付け替えながら作られる
平城京の時代にはすでにあったとされている
京都府:京都三大漬物
ナスや茗荷を赤しその葉で塩漬けした「しば漬け」
かぶと昆布を塩につけた「千枚漬け」
すぐき菜を乳酸菌発酵させたすぐき漬け
【中国・四国地方】
広島県:広島菜漬け
白菜の仲間である広島菜の漬物
ピリッとした辛味とシャキシャキ感が特徴的
甘酢漬けが有名
山口県:寒漬け
寒干しした大根で作られた漬物
カチカチになるまで干してから調味液に漬けられる
【九州・沖縄地方】
福岡県:からし菜漬け
ピリッと辛いからし菜を使った漬物
辛味がアクセントとなって美味
熊本県:高菜漬け
阿蘇高菜を漬物にしているのが有名なもの
昔から新芽は収穫した後すぐに塩と赤唐辛子で漬けていた
漬けて3日くらいで食べられる新漬け(浅漬け)と
半年くらいで食べられる古漬けがある
沖縄県:島らっきょう漬け
少し辛味がありながらもぽりぽりと食べられる漬物
塩漬けにするのが多い
各地のご当地漬物をご紹介してきましたが、皆様の地元の漬物はありましたでしょうか?
各地域にそれぞれの特徴がある漬物があったので、実際に行って食べてみたくなりました!
各地の漬物展なんてあったら行ってみたい……